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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第50回】いつ買うの?いまでしょう!を実現するペライチコンテンツ

2013年04月22日|トラックバック(0)

POINT

『理にかなっている楽天市場』
『テレビはつまらなくない』
『時間と面積を揃える』
『ジャパネットたかた伝説』

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理にかなっている楽天市場
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 通販コンテンツの目的は何かと言えば、そのページに訪れたお客に購入させることです。他のページに遷移するということは、それだけ離脱される可能性が高まります。他のページを回遊することで、購買確率が高まるという説も間違いではありませんが、両者の違いは目先の現金と、数ヶ月先の手形です。ならば、まずは目先の現金を抑えるのは商売の基本です。そこでオススメするのが「ペライチコンテンツ」です。今回から隔月連載とさせていただきますので、より刺激の強いディープな実戦マニュアルを公開します。

 ペライチとはペラペラの一枚を意味し、何ページにもわたる企画書に対して、薄っぺらな企画という揶揄と、シンプルで分かりやすいというニュアンスで使われることもあります。楽天市場の各ページは何画面にもわたる縦スクロールが多く、これも「ペライチ」の一種。極意はこれ。

「いつ買うの? いまでしょう」

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テレビはつまらなくない
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 ところがこの極意を実践できていないコンテンツは少なくありません。

 どんなキーワードで訪問し、訪問者は何を求めているのか、そしてその求めている人の心を動かす言葉や写真、動画はなにか? 起承転結の「起」・・・ですが、ここからが隔月版の「裏マニュアル」の真骨頂。頭を使えとは言いません。テレビを見ましょう。

 テレビがつまらなくなったと言われて久しいのですが、進化を続ける「チャンネル」があります。その名も「ショップチャンネル」。通販に関わる方ならご存じでしょうが、24時間生放送のテレビ通販番組です。つまらないどころか、販売ページ(コンテンツ)の答えがそこにあり、わたしも勉強させていただいております。答えとは「台本」。台本と言っても、ガラスの靴をあざとく忘れて玉の輿を目指す計算高い少女の段取りではありません。視聴者はどの瞬間に電話をかけるが=注文するかという流れが台本には書き込まれています。

 だから随所に散りばめられるのが「いつ買うの? いまでしょう」です。

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時間と面積を揃える
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 自社の販売商品にもっとも近いものを扱う番組を見つけたら、そのテレビショッピングの台本をパク・・・インスパイアするのです。番組構成上、出演者は挨拶からはいりますが、これは割愛します。商品ごとに構成は異なりますが、機能や品質よりも、商品を手にすることで得られるライフスタイルや、メリットを謳う傾向があります、などと細かく記せば、2ちゃんねるにおける「実況板」のようになるのでこちらも割愛。なにを紹介していたかは、番組を見てメモを取ってください。そして同じ内容の「繰り返し」も必ず記します。

 ここで「ペライチ」の登場です。テレビショッピングを見ながら、メモした内容を長尺氏に書き写します。長尺氏がなければコピー用紙をセロハンテープでつなげます。体験談や使用感、機能説明、価格、MCの感想などの「時間割り」を作るのです。仮に1cmを1分とすれば、30分の通販番組なら30cmでひとつの番組を表します。放送の世界ではこれを「タイムテーブル」といいます。重要な情報には時間を割き、どうでもよいものはサラッと流します。この「配分」がテレビショッピングの「キモ」です。そしてこれをサイト上で再現できるのが「ペライチ」です。タイムテーブルで配分した「割合」でそれぞれのコンテンツを配置するのです。仮にコンテンツの高さを3000ピクセルとし、100ピクセルを1分と見なしてコンテンツのレイアウトを考えるのです。厳密性は求めなくても結構ですが、「時間」と「面積」を揃えるイメージです。

 テレビショッピングは放送中に「電話」で注文が入るので、リアルタイムで反応を確認することができます。こうした反応を元に、タイムテーブルを練っているのです。つまり「いますぐお電話を!」と強調するシーンは、売れる確率の高い「プッシュゾーン」ということです。これが「いつ買うの? いまでしょう」です。ペライチコンテンツにおいても同じ箇所に「ご注文は今すぐクリック!」といれることは言うまでもないでしょう。

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ジャパネットたかた伝説
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 また「ご注文は今すぐ」を繰り返すのも、そこに注文のピークがあるからです。当たり前の話しですが、闇雲に番組を作っているわけではありません。ジャパネットたかたの高田社長のトークには台本がないと、特集記事などでみかけます。すでに「名人芸」とも呼べるトークには完成された流れがあるために、台詞いりの台本は不用でしょうが、放送の一般論で考えて、段取りを決めた台本がなければカメラワークやテロップも用意できません。

 冒頭に上げたショップチャンネルはもちろん、ジャパネットたかた、ショップジャパンなどなど、ケーブルテレビやCS放送を受信できる環境なら24時間、どこかで放送されていますし、地上波なら深夜は通販番組一色となり、昼間でもローカル局で見つけることはそれほど難しいことではありません。ちなみにショップチャンネルの放送は同社のサイトからも視聴できます。

 「ペライチコンテンツ」の利点は、ひとつ商品ごとに効果を試せるところにもあります。他のコンテンツと切り離して「実験」がしやすく、ABテストの効果測定も簡単です。サイト全体に影響することなく実験ができるペライチコンテンツ。

 いつやるの? いまでしょう。

◆社長のための裏マニュアル
テレビ通販を再現するペライチコンテンツ


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