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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第89回】値上げする理由。私がユーチューバーになったのは...

2019年10月28日|トラックバック(0)

POINT

『さらにはじまる増税議論』
『高級メロンを売る八百屋』
『ユーチューバーになった理由』
『値上げをする理由を考える』

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■さらにはじまる増税議論
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 景気に暗雲が垂れ込めております。わが国においては「消費増税」のダメージがでてくるのはこれからながら、すでに「次の増税」にむけた議論が起こり始めました。

 理由は「打ち出した景気対策により、景気の落ち込みが少ない」ということで、ならば、また増税をしても大丈夫という、トンデモロジックがあちらこちらから吹き出しております。

 今回は「駆け込み需要」という「山」がなかったので、その後の「谷」が目立たないことと、なにより増税から1ヶ月も経っていません。景気動向を無視した「増税路線」には呆れるばかりながら、一方で増税によるものは論外としても、「値上げ」への取り組みは、もはや、日本のビジネスシーンが取り組むべき「正解」ではあります。

 なぜか?それは日本の近未来において避けて通れぬ現実があるからですし、そこから「シフトチェンジ」をすべき時を迎えているからです。

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■高級メロンを売る八百屋
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 日本はこの数年「ビジットジャパン」「観光立国」のかけ声の下、外国人観光客の誘致に熱心でした。

 本稿は政治的な話題を論じる場ではないので、具体的な名前は控えますが、その最大の「お客様」が諸般の事情からやってこなくり、壊滅的な落ち込みを見せたと各種報道は伝えます。ところがお客の数は減りましたが、観光客全体としての「売り上げ」は増えています。その「お客様」の、一人当たりの消費額がとても少なかったのです。ここにひとつの「正解」があります。

 資料をあたると、単純に日本への平均滞在日数が、他国に比べて短いことが理由のようですが、その平均滞在日数が、倍どころか3倍のお客様の国もあります。これを「八百屋」に置き換えれば、毎日のようにネギやニラを買ってくれる常連さんもありがたいとはいえ、来店頻度はさほど多くなくても、店に来る度に「高級メロン」を何個も買ってくれるお客のほうが儲かるようなものです。

 いままでの日本は、というより、日本のビジネスシーンでは、必死になってネギやニラを売っていましたが、これからは「メロン」を売るような、「高額な商品」を売る、すなわち「値上げ」する努力こそが「正解」だとわたしは考えるのです。

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■ユーチューバーになった理由
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 いまではすっかり「ユーチューバー」として活動する時間が多くなりましたが、タレントでもなければ、有名人でもない私が、「ユーチューバー」になれた理由も「価格」が関係しています。

 端的にいえば「安い仕事」をしてこなかったのです。

 価格競争に参加しないことで、一ヶ月の売り上げが3万円(税別)しかなく、とても苦しい時もありましたが、その苦しい時に「改善」や「勉強」、そして「挑戦」する時間を確保できたことが、いまを生み出した最大の理由で、そこには過去の失敗がありました。

 かつて、親族の営む内職加工の職場で働いていたことがあります。そこは典型的な「薄利多売」で、繁忙期になると寝る間もないほど仕事をしましたが、閑散期はその反対です。シャッターを開けて掃除だけして帰る日もありました。そこでその職場は、わずかな日銭を稼ぐために、より安い単価が安く、納期のタイトな仕事を受注しました。忙しいだけで儲からないのは明らかでした。

 ある日、倒産しました。なお、私は倒産直前に親族によって「解雇」されていました。

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■値上げをする理由を考える
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 毎日の忙しさに追われていると、それなりに仕事をしたような満足感に包まれます。疲労感と充実は背中合わせです。すると、考えることをやめる日がすぐにやってきます。そしてある日、最悪の状況が訪れます。

 その後、わたしは正社員の営業マンとして、「広告代理店」にもぐりこみます。そこは、広告代理店とは名ばかりの典型的な薄利多売ビジネスでした。仕事を覚えるうちに「嫌な予感」は確信に変わっていきました。

 経緯は割愛しますが、先の内職加工の経験から、値上げをする、すなわち、より多くの金額を書いた請求書を出せる方法を考えていたら、道が開けていました。

 値上げをお客の立場で考えれば、値上げした以上の満足がなければお金をだしはしません。ここにお客の需要が眠っています。私の例でいえば、「付加価値をつける方法」を考えたのです。

 当時は最先端であったWeb制作に取り組み、メルマガを配信し、ブログを書いて、いまはユーチューブへと辿り着きました。実は「動画の作り方」という「付加価値」を身につけるために、身を持って実践しているうちに、気がつけば「ユーチューバー」になっていた。というのがユーチューバーとなった舞台裏です。

 最後に、なぜ、いま「値上げ」が日本における「正解」なのか。それは「人口減社会」です。薄利多売は人口が増えていく社会では、有効な戦術ですが、人口減少社会ではじり貧と同義だからです。単純に考えて、お客の数が減っていくのですから、減った分だけ値上げをしていく「努力」が求められるのです。


◆社長のための裏マニュアル
いまこそ求められる、高く売るための努力

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