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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第90回】AI、G5よりも通販業者が知るべき新語

2019年12月26日|トラックバック(0)

POINT

『新語に踊らされないために』
『AIとは何か』
『5Gとは何か』
『ネット通販業者に役立つ新語』

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■新語に踊らされないために
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 毎年の風物詩である「新語・流行語大賞」には、「JK・JC」版などと、様々なバリエーションが生まれています。それは「多様化」といってしまえばそれまでですが、次々と「新語」が生まれていることが最大の理由でしょう。

 その分、正確な「解説」がなされていないことも少なくありません。例えば、いまや中学生が将来なりたい職業と上げる、YouTubeの番組配信で生計を立てる「ユーチューバー」の収入など、「再生回数×0.3円(一例)」と解説されることが多いのですが、これは間違いです。再生時間や「いいね」の数、さらに「季節」によって変化すると、私自身の年収を持って解説することができます。

 そこで、令和元年最後の本稿では、ちまたのIT系の「新語」のなかから、ネット通販事業者向けの解説を試みます。

 とりわけネット通販業者に関心が高いと思われるIT系の新語と言えば「AI=人工知能」ではないでしょうか。いわゆる、趣味趣向を判断するAIにより、通販をサポートしてくれると、バラ色の未来をうたう業者も既に登場しています。

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■AIとは何か
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 ただ、巷間言われる通販系AIの大半は「リコメンド」に過ぎません。広くネット通販業界で捉えるならAIは、「物流の最適化」などに効果が期待できますが、それがなにを指すかと言えば「ビッグデータ」から「最適解」を導きだすというものです。仕事の便利を助ける可能性はあるのですが、人間のような考え方をする「人工知能」ではないということです。

 これをわざわざ指摘するのは、こうした「広く知られているが意味が曖昧な言葉」というのは、その言葉そのものが「商品」となるからです。つまり、既存のサービスや商品に「AIとつけることで、新商品として売り出されることがあるので、ご注意いただきたいということです。

 そもそも数年前に「ビッグデータ」という言葉がブームとなりました。しかし、膨大なデータをあつめても、それを解析する方法がなかったというのが現実です。そこに、ビッグデータ(膨大なデータ)から最適解の近似値をピックアップすることを得意とする、いまの「いわゆるAI」のアプローチがハマったのです。

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■5Gとは何か
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 つまり、「いわゆるAI」とは、データ分析のアプローチであり、売り上げを高めるヒントを得る可能性もアリ、作業の効率化が実現できるかもしれませんが、万能の解決策などではないということです。

 さらに、米中貿易戦争だ、覇権争いだと大騒ぎしている「5G」も、現実に即した丁寧な説明をマスコミで見付けることは困難です。

 5Gの「G」とは「ジェネレーション」、すなわち「世代」です。かつてのNTTドコモが提供していた「FOMA」が3Gで、その2世代後の規格という意味です。5Gは「高速化」「大容量」ばかりが喧伝されますが、動画ぐらいなら4Gでも十分ではあります。

 次世代の「技術」として重要なのは、「低遅延」や「多接続」で、とりわけ「低遅延」は「自動運転」の制御に期待されています。

 これをざっくりと解説すると、ひとつひとつの通信の間隔が、いまの10分の1になるということです。このメリットを、語弊を怖れずに解説すると「了解しました」との返事が、「り」とするようなもので、それだけ早く「リアクション」ができるようになるのが5Gです。

 これがネット通販業者にどう影響するかと言えば、やはり「自動運転」が普及することで「物流コスト」が下がることですが、これはもう少し、未来の話です。

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■ネット通販業者に役立つ新語
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 私が通販業界的に注目している新しいキーワードといえ「ステーブルコイン」です。かつて「仮想通貨」と呼ばれ、いまは「暗号資産」と呼ぶものですが、「ビットコイン」などとは「運用」の「構造」が決定的に違います。それは、「基軸通貨などに価格を連動させてレートを一定に保つ仕組みや制度」を持つことです。

 これもザックリと解説すると、100万円分の「ステーブルコイン」には、日本なら日本円で100万円に相当する国債などの「担保(裏付け)」があるということです。これにより、投機的な動きが相当制限されるので、価格が安定し「決済」につかえるようになる、といわれています。

 実際のところ、普及するかどうかは「これから」の話ですが、来年の東京五輪、そしてその先の「大阪万博」に来日する外国人観光客が、日本滞在中に必用な衣服などの身の回りの商品を、日本国内のネット通販業者に「注文」しておき、滞在先のホテルで受け取り、決済はステーブルコインでという利用が考えられます。

 クレジットカードとの違いは「決済手数料」で、現在、普及をすすめている「ステーブルコイン」の多くは、限りなく「0%」を掲げています。仮に普及すれば「決済」の地殻変動が起こります。

 今年は平成から令和へと、文字通り「時代」が変わりました。そして、この時代の変化は、とりわけ「IT」においては、より加速していくことでしょう。そして「新語」はその時代を表します。だからこそ、正しい意味の理解が不可欠です。

 それでは、よいお年をお迎えくださいませ。

◆社長のための裏マニュアル
来年の注目は「ステーブルコイン」



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