Home > 通販支援Blog > EC運営 > 誰も語らない現場の経営論! > 【第53回】無料となったYahoo!ショッピングに出店すべきか否か

EC運営

誰も語らない現場の経営論!ナビゲータ写真
記事一覧へ

「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第53回】無料となったYahoo!ショッピングに出店すべきか否か

2013年10月28日|トラックバック(0)

POINT

『楽天のブラックマンデー』
『Tポイント経済圏』
『チャネルの増加と詐欺師の増加』
『チャネルを増やすその他の方法』

──────────────────────
■楽天のブラックマンデー
──────────────────────

 2013年10月7日は「楽天」にとっての「ブラックマンデー」となりました。ヤフーがショッピング、オークションともに出店料及び手数料の「無料化」を発表すると、楽天の株価はずるずると下落し、最大25%も落ち込んでしまったからです。もっとも無料化による収益低下を嫌気されたヤフーの株価も下落したのですが。

 ポータルサイトにおいてヤフーはいまだに玉座にいます。しかし、ネット通販においては楽天とアマゾンのツートップの後塵を拝しています。ニュースサイト「CNET Japan」の調べによると、スマホ利用者の8割がツートップを利用しているのに対し、ヤフーはオークションを合わせても利用者は5割に届かず3位。無料化を打ち出し、出店希望数が1万件を超え、個人の出店希望も16000件。追撃の兆しを見つけます。

 いきなり結論。無料になるYahoo!ショッピングのアカウントは取得すべし。それはネットの必勝法だから。ただし、注意も必要です。


──────────────────────
■Tポイント経済圏
──────────────────────

 ネットにおける必勝法は、お客との接触頻度をどれだけ高めることができるか、つまり集客チャネルをどれだけ増やすかです。SEOもリスティング広告も、ショッピングモールへの出店も、本質においては同じです。国内最大のポータルサイトのショッピングモールに出店すれば、接触回数の増加はいわずもがな。しかも無料です。

 ヤフーショッピングにもお店負担は少なからずあり、クレジットカードなどの決済手数料はもちろん、提携する「Tポイント」の原資とするために売上の1%の負担が求められます。そしてこれはヤフーショッピングの魅力でもあります。ネットから離れたリアルにおいて「Tポイント」の勢力圏は日増しに拡大しており、ファミレスでもコインパーキングとも提携しています。つまりすでに他のショッピングモールで「ポイント勝ち」していれば、「Tポイント」からの収益も期待できる魅力的な市場ということです。

※「ポイント勝ち」については『第49回:楽天とAmazonのどちらを選ぶかの「ポイント」』をご覧ください。


──────────────────────
■チャネルの増加と詐欺師の増加
──────────────────────

 無料化したヤフーに多くの企業や個人が集まりつつあります。するとその周辺に魑魅魍魎が集まります。ヤフーショッピングの無料化を受けて、そこで「大儲け」できると謳う「情報起業家」がすでに表れています。「成功請負人」「億万長者育成職人」などと名乗り、簡単に成功するかのように喧伝しています。

"ネットショップは稼げないと言われるなかで、一部の人だけが超短期間に売上を伸ばしているシークレットルール(筆者意訳)"

 メールのタイトルは「無料化するヤフーショッピングで爆速で稼ぐ(同)」。実際に筆者の所に届いたメールを、意味をそのままに改編しています。人が集まるところには、それをカモにしようとする連中も集まってくるのです。無料化したヤフーのリスクといってよいでしょう。ちなみに先のメールは「利益」とせずに「売上」としているのがポイントです。

 売れる売れないを問わず「露出の増加」からヤフーショッピングへ出店すべきとわたしは考えます。しかしそのタイミングには「社長」としての判断も必要となりますが、その前に手軽にできる「集客チャネル」の増加法を紹介します。それは「ツイッターボット」です。


──────────────────────
■チャネルを増やすその他の方法
──────────────────────

 ツイッターボットとは、あらかじめ用意した文章を、設定した時間に自動配信するプログラムで、ガイドラインの枠内でツイッター社が容認している利用方法です。通販サイトなら、商品名と簡単な案内に、商品のURLを組み合わせてツイートします。商品一覧をCSV形式(テキスト情報)にして、エクセルで編集すればわずかな手間で完成します。もちろんフォロワーがいなければ意味が無く、フォロワーを増やさなければなりませんが、商品やサービスに関係するつぶやきをしているユーザーを「検索」してフォローしていくだけですから簡単です。しかもこの方法なら、いわば「つぶやき」でコミュニケーションをとれるスタッフがいなくても大丈夫です。フォローするだけですから。さらにこの方法を発展させ、ブログやフェイスブックで・・・と、これは完全にブラック(スパム)。アカウント凍結や、グーグルの検索結果から排除される可能性もあるので、ここでの紹介は控えておきます。

 ヤフー出店に際してひとつ注意しなければならないのは「時期」と「費用」です。ヤフーへの出店作業を社内スタッフに担当させるにしても、年末年始、そして来春の消費増税を前に駆け込み需要が期待できる業種の場合、そこに人的リソース(スタッフの労働力)を割くことで既存サイトが疎かになっては本末転倒です。準備だけ始めておき、年が明けて落ち着いてから取り組むというのも堅実な選択肢です。そして外注するならその費用の見極めも社長の大切な仕事です。

 いずれにしろショッピングモールのビジネスモデルへ挑戦するヤフー。迎え撃つ、アマゾン&楽天。久しぶりに熱い戦いが見られそうで、ワクワクしています。


◆社長のための裏マニュアル
チャネルを増やすことは良いこと。但し、費用対効果は必ず確認することキンドルストアで絶賛販売中!

 

『食べログ化する政治 ネット世論と幼児化と山本太郎』
http://www.as-mode.com/tabelog/index.html


トラックバック(0)

・このブログ記事を参照しているブログ一覧:

【第53回】無料となったYahoo!ショッピングに出店すべきか否か


・このブログ記事に対するトラックバックURL:

https://www.scroll360.jp/mt/mt-tb.cgi/1950

リピート通販360°ロジスティクス

コンビニ受取サービス

Home > 通販支援Blog > EC運営 > 誰も語らない現場の経営論! > 【第53回】無料となったYahoo!ショッピングに出店すべきか否か