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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第26回】Facebookを奨める理由

2011年02月21日|トラックバック(0)

POINT

『お金を貰っているわけではありません』
『What's Facebook』
『TPPよりまえに門戸開放』
『リスクは当然ある』

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■お金を貰っているわけではありません
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米国で生まれた新しいWebサービスに、いち早く飛びつけば儲かります。ブログ、SNS、セカンドライフ、そして昨年のツイッターもみな同じです。失礼しました、「Web業界人」の話しです。解説本を書き、 Tipsを活用術としてまとめ、セミナーで講演料をせしめます。そのWebサービスが日本でブレイクすれば、権威として君臨し、外れたなら同業者が掘り当てた鉱脈に群がることでおこぼれを頂戴します。この10年の日本のWeb業界は、ひたすらにこれを繰り返していました。そして「ネットの住民」も、ハーメルンの笛に躍らされる子供のような無邪気さで、それに従います。一方で、私のように「祭り」から一定の距離を置いた発言は「アンチ」「ディスる」と批判されます。

「Facebookがよい!」

ネットの住民におもねるわけでも、宗旨替えしたわけでもありません。いま、話題のFacebookに商用利用の可能性を見るからです。特に通販に取り組む企業なら、一考の価値は十二分にあります


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■What's Facebook
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FacebookとはSNSで、ミクシィと同じ様なサービスと考えて良いでしょう。エジプトの独裁政権を倒したとされるのは、 ミクシィでいうところの「マイミク」や「コミュニティ」のような「つながり」が、反政府運動を助けたということです。もっとも世界中で巻き起こる反政府活動では、携帯電話のショートメールサービスやツイッターなども使われており、Facebookだけの手柄というわけではありません。

世界中に5億人いるとされる利用者が最大の魅力。一説には6億人ともいわれていますが、実際のアクティブユーザー数(実利用者)はもっと少ないと見ています。それはアカウントだけ取得して利用していない「休眠アカウント」や「偽名アカウント」による「複数アカウント」が相当数含まれているでしょうし、2009年12月のニールセン・カンパニーの調査によるFacebook利用者は2億人ちょっとで、この1年間で爆発的に増えたとしても3億人ぐらいだと見ています。しかし、それでも3億人です。日本の人口の2倍以上のマーケットは無視できません


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■TPPよりまえに門戸開放
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台湾や上海に支店を持つクライアントに「ファンページ」を開設するように奨めています。ファンページとは、自分のファン向けに解放できるページで、カスタマイズにより「展示場」にも「コミュニケーション広場」にすることができます。利点は「つながり」です

独自に海外向けサイトを作ったとしても、それを告知するのは大変です。現地のルールで広告を出し、現地語を覚えてコミュニケーションしなければなりません。やることは国内と同じでも、習慣と言語、さらに現地の人気Webサービスや好みの色遣いといった国民性や風俗まで把握するのは困難だからです。その点、Facebookなら、そのコミュニティのつながりからの集客が期待できます。

海外への通販を考えると配送や、決算方法など課題が山積みと逡巡することでしょう。しかし、海外向けは「BtoB」、つまり、現地のバイヤーへの「卸し」とすれば、取引作業は一本化されます。「和物」は人気が高く、和装小物や千代紙に限らず、日本の漫画やアニメキャラクターグッズなどの「仕入れ先」を探している現地企業をFacebookで募るのです。業務の実際については、 ジェトロ(日本貿易振興機構)が相談にのってくれます。

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■リスクは当然ある
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ただし、中国本土向けのビジネスを考えているならFacebookはまったく使えません。サービスの提供を中国政府がブロックしているからです。イラン、チュニジア、そしてエジプトの政変を受けて、国家体制を脅かす可能性のあるものは排除する動きは今後、世界中の「民主義国家以外」に広がる可能性もあるので注意が必要です。

そして「日本」ではというと途端にいつものミヤワキのスタンスに戻ります。先ほどさらっと述べましたが「偽名アカウント」を取ることをFacebookは規約で禁止していますが、とれないわけではありませんし、取得した人を知っています。だいいち細かなことですが、ローマ字表記のアカウントも多く、それは日本人の「実名」ではありません。「Sato Keiko」のばあい、そもそも「佐藤」姓は多く、加えて「左藤」「佐東」もあり、 「Keiko」となればもうどれだけあるかわかりません。ちなみに「Sato Keiko」は妻の旧姓です。また、ネットは匿名・・・ というかニックネームという「仮面」を被って楽しむ文化が定着した日本で、実名を強制するサービスが定着するとは思えません。匿名性について根深いのは、昨年のいまごろツイッターをこう紹介するWeb業界人がいたことを覚えているでしょうか。

「ツイッターは実名。匿名と違いリアルの人間関係をネット上に置き換えたつながりが魅力」

いま、芸能人を除けば、ツイッターで実名を公開している人を探す方が困難です。

こうした懸念にFacebook信者は、SNSのつながる可能性による強弁を試みますが、SNSなら日本にはミクシィやモバゲー、グリーが既にあります。わざわざいちからネット上ので「つながり」を構築するのは、それで儲けようとするWeb業界人ぐらい。ミクシィなどとFacebookが連動しない限り、日本での普及は難しいことでしょう。

つまり海外向けのチャネルとしてならFacebookは有効です。ひさかたぶりに「商売用」に直結するWebサービスと期待しています。


◆社長のための裏マニュアル
「Facebookは海外開かれたチャネル。国内は・・・まぁね」

 

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