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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第44回】読者の好奇心が最大になっているチャンスタイムを見逃していないか〜いまさら聞けないメルマガの基本〜

2012年09月24日|トラックバック(0)

POINT

『ロイヤリティの高い客』
『チャンスタイムをドブに捨てるな』
『開封率への挑戦』
『頭とお尻にこだわりを』

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■ロイヤリティの高い客
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 実績よりも可能性を、現実よりも未来を大切にするのがWeb業界の面白いところです。プロ野球に例えるならベテランのアベレージヒッター(安打製造機:ヒットを打つ確率の高い人)をスターティングメンバーから外し、ドラフト1位で入団した新人をいきなり4番に据えようとします。ベテランに陰りが見えるのは、ニューヨーク・ヤンキースに電撃移籍した「イチロー」をみるまでもないでしょう。しかし、確実な結果を期待できるのはベテランです。

 ネット通販において確実な結果を期待できるベテラン選手は「メルマガ」です。かつてほどの集客力も販売力もありません。しかし、Facebookやツイッターといった期待の新人が売上に貢献するかが未知数・・・というか、ツイッターが国内で普及し始めてから3年、Facebookでも1年以上が経過しました。ところが売上の四番バッターに成長したという話しは寡聞にして知りません。同じく、通販サイトでメルマガの運営を中止したという話しも耳にしません。顧客への情報伝達ツールとして「メルマガ」はいまだに健在だからです。

 ただし「メルマガ」の質は低下しています。これは通販業者のメルマガだけでなく、ニュースサイトなどのメディア系メルマガでも同じ状況です。人事異動や配置転換による担当者交替で「メルマガの基本」の引き継ぎされていないことが理由でしょう。そこで今回はいまさら誰も言わない「メルマガの基本」を紹介します。

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■チャンスタイムをドブに捨てるな
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 経理用のパソコンを買い換えるとともに、会計ソフトも最新版にバージョンアップ。その他にも各種備品をネットで探すと、いくつかのネットショップとはじめて取引することになりました。そのすべてのショップで「メルマガ」会員への登録を奨められ従います。そしてガッカリ。登録したメルマガがすぐに届かないのです。ちなみにFacebookやツイッターは、導入していないショップが大半でした。

 一日になんども届くメルマガには呆れますが、登録を許可した直後という「読者の好奇心」が最大となっているチャンスタイムを活かさないのは論外です。仮に毎週金曜日正午の発行だとして、その午後にメルマガ登録すれば「第1号」が届くのは翌週です。最悪の場合、登録したことを忘れてしまい、「迷惑メール」として扱われるリスクまで発生します。そこで商売用メルマガの基本。

≪入会記念号を配信する≫

 個別対応が難しければ、自動返信により「特別号」を配信し、ポイントプレゼントなどの特典をつけ「メルマガにはお得情報がある」と印象づけるチャンスタイムが「登録直後」です。

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■開封率への挑戦
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 つぎに残念なのが「おざなりなタイトル」です。メルマガのタイトルは目を惹かなければ意味がありません。Outlook ExpressやWindows Liveメールなどのメーラーでも、GmailのようなWebメールでも必ず「タイトル(件名)」が表示されます。ここで「つかむ」ことが最初の一歩で、専門的に言うなら「開封率を上げる」取り組みです。

 調査により数字にバラツキがありますが、弊社の調べでは通販を頻繁に利用する主婦の場合、一日平均50通以上のメールを受けとっていました。多い人で100通を軽く越えます。このなかで「読まれる」ためには、まず「タイトル」で目を惹くのが最低条件。目立たないタイトルではすぐにゴミ箱入りです。届いたメールを端からゴミ箱に入れていく主婦に、ちゃんと確認しているのかと訊ねると「ときどき間違えて大事なメールも捨てる」と苦笑いしていました。そこでつぎの基本。

≪タイトルが命≫

 具体的なタイトルの付け方については紙幅の関係で今回はパスしますが、ヒントとなるのが「情報起業家」のメルマガです。彼らにとってメルマガの開封率は「生命線」で、まさに「命がけ」でタイトルを考えているのです。
 

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■頭とお尻にこだわりを
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 字数が尽きてきましたので足早に基本をあとふたつ紹介します。

 もったいぶって、目玉の企画を文中や文末に記すのは、「読者はかならず最後まで読んでくれる」という傲慢です。週刊少年ジャンプを巻頭から順番に読み進め、巻末のマンガ家の日常コメントまで読み通す読者は極めて希であることを考えれば分かります。まずメールを開いて最初に目が止まるところに「目玉」をぶつけます。これも基本。

≪目玉は先頭に≫

 はじめに置くことで、その後の本文が読まれないとしても、メルマガを開封した直後に「つまらない」や「たりぃ(かったるい=めんどうくさい)」とそのままゴミ箱に入れられることを考えれば何倍もマシです。

 最後の基本は最後に記す「編集後記」です。

≪編集後記で人肌感≫

 人肌感とは人の存在を感じさせる工夫です。くだけた文体で、趣味などの私生活から「私見」といった人となりを伝えることで、読者はメールの向こう側にいる「人」を意識するのです。これがメルマガを「最後まで読むモチベーション」となります。先の週刊少年ジャンプの例で取り上げた「漫画家の日常コメント」を読む読者は少数派です。しかし、そこまで読むのは熱心なファンで、メルマガにおいても同じです。彼らを疎かにしてよいわけがありません。

 メルマガの基本はたったこれだけ。5〜6年前なら誰もが知っていたことです。ところが次々と現れるネットサービスの新人たちに浮かれ、忘れられつつあります。つまりメルマガの衰退は、トレンドの変化だけでなく「質の低下」によるところが大きいのです。裏返せば、質を向上すればまだまだ充分な戦力であり、活かさないのは「ベテラン選手の飼い殺し」と同じです。


◆社長のための裏マニュアル
メルマガの基本をないがしろにしない
 

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