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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第47回】1月1日から儲かることを考える

2012年12月25日|トラックバック(0)

POINT

『EC業者の盲点』
『費用対効果の見極め』
『間に合わないを逆手に取る』
『ミミズのブレイクダンスでも』

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■EC業者の盲点
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 職業がらもありますが、通信販売はかなり利用しているほうでしょう。書籍はもちろん、洋服やペットフードに、ワインにビール、パソコンとデジカメ、さらにプリンター、キンドルファイアHDも予約購入し、先日は新聞広告でみかけた「みかん」も買いました。いったい何店利用しているかわかりません。ところが新年に届く年賀状に、ネット通販業者をみかけることは希です。ちなみにリアルの店舗からはたくさん届きます。

 ネット通販だから、ネットのみの接触でなければならないというルールはありません。また、個人情報の目的外利用を気にするのならば、新年の「挨拶」は公序良俗の範囲で、法の趣旨とは異なります。家族にも秘密にしたい商材でもない限り、年賀状を出してならない理由はないのです。すると「費用」の問題でしょうか。たしかに既に取得したメールアドレスへの配信ならほぼ無料で、日本郵便株式会社を経由すればハガキ一枚50円「も」かかります。1000人で5万円、1万人なら50万円です。しかし、顧客一人当たり50円で接触できる・・・ネット風に言うなら「リーチ」をわずか50円で確実に得られるのが年賀状です。「Delete」キーの押下で「瞬殺」される電子メールより、確実に接点を作れるのが「年賀状」で、これを「マーケティング」に用いないのはもったいない話しです。

 というわけで本年最後は「年賀状マーケティング」。まだ間に合います。

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■費用対効果の見極め
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  メルマガや、ネット広告に比較すれば「年賀状」は割高です。しかし、一回の利益が50円を上回れば、費用は回収できます。顧客リストに名前があるすべての客に送ることが金銭的に、また年末ということから時間的に無理ならば、客を絞り込んで発送すれば、費用と時間を圧縮できます。お得意様、ベスト100絞り込めば、わずか5000円です。お得意様ともなれば、一回の利益が50円ということはありません。そして目論見が成功すれば、1月1日から確実な利益が見込めるということです。

 いまから準備するなら、すべてのお客に1月1日に届けるのは間に合わないかも知れません。そんなときは優先順位で「フィルタリング」します。会社名や会社宛の顧客が年賀状を目にするのは、仕事始めの早くても3日で、来年のカレンダーなら1月7日(月)が仕事始めの可能性もあるので後回しにします。個人名を優先し、その中でも「近所」を優先して投函すると、最近の日本郵便株式会社は迅速に対応し、できるだけ元日に届けてくれます。※日本郵便株式会社の仕事ですので保証の限りではありませんが。

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■間に合わないを逆手に取る
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 あるいは1月1日に間に合わないことを「企画」にするという方法もあります。

「新年の準備をしていて、ふと『大切なお客様へのご案内』を忘れていることを思い出しました。大変申し訳ございません。そこで、本状お受け取りのお客様限定イベントを1月7日(月)より開催します。なにとぞふるってご参加いただきますようお願い申し上げます。本年もうっかりの多い当社かも知れませんが、ご指導ご鞭撻の程よろしくおねがいします」 といった感じで。

 ネット通販業者なら、年賀ハガキのデザインぐらいはお手の物でしょう。また、家庭用プリンターを使えば必要枚数だけ印刷することができます。最近のプリンターは品質が高く、インクジェット専用紙ではなく「普通紙」でもきれいに印刷できます。そして「一筆」添えるなら断然「普通紙」です。インクジェット専用紙では、ペンによってはインクが滲んでしまいます。


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ミミズのブレイクダンスでも
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 必ず「一筆」添えるのが「年賀状マーケティング」の鉄則です。通販業者なら、最新の購入履歴を見ながらひとこと添えてください。綺麗にデザインされたハガキほど「業者臭」が強くなり、読まずに捨てられてしまいます。実際、独立してすぐに印刷文面だけのハガキを親戚にだしたところ、「業者」と間違えて捨てそうになったといいます。そこで「一筆」です。文字の美醜はご愛敬。達筆に越したことはありませんが、汚い字でも丁寧に書かれた文字を不快に思う人はいません。わたしの文字は、書いた本人が判読不能になる「ミミズがブレイクダンスを踊る」ほど見事なものですが、それでもかならず一筆添えています。

 年賀状とは正月の特等席です。最近では「あけおめメール」ですます人も増えたと言いますが、リアルに届くハガキを嫌う人は希です。それが証拠にリアルの年賀ハガキを送付できる、「ミクシィ年賀状」はサービス開始から5年で累計発行部数が350万枚を越えました。自分は「メール」で済ませても、相手からは「賀状」が欲しいという身勝手な言い分も耳にします。いずれにしろ自分宛のハガキは嬉しいものです。ところがこれを活用しないEC業者は少なくありません。せっかく、年初からお客様にご挨拶できる機会をみすみす逃しているのです

 さらにおまけ。個人事業主なら12月が事業年度の締め月です。年賀状は一般的には「通信費」ですし、販促に使えば「広告費」として一括償却できます。これ以上、ディープな方法は税務署に睨まれるので控えますが、新年の利益のために、今年の経費を使う・・・というのが「社長」の視点です。それでは良いお年をお迎えくださいませ。


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