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多くのECサイトを手掛けてきた実績をもとに、戦略的なWebサイト構築・運営のノウハウをお伝えします。

  前野 智純

【第31回】「サービスを売る」Eコマースの新しい形態

2014年08月13日|トラックバック(0)

POINT

『ECの未来予測』
『サービス業のEC化とは』
『伸びてる会社は「通販化」に成功している』

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■ECの未来予測
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先日行われたSoftbank Worldで、最も興味深いセミナーを一つだけ聞いてきました。
Yahoo! Japanの小澤さんによる「ECの10の未来予測とYahoo!JAPANの戦略」という内容です。
ここですべてを紹介できませんが、最も印象に残った内容を、ここにピックアップします。

・国内小売市場 約300兆円
・現在のEC市場 約10兆円
・現在のEC化率 個人消費の約3%
・2018年のEC化率 約6%(20兆円)
・EC化のターゲットライン 約20%(60兆円)
・今後伸びる市場のひとつ=サービス業のEC化

※このセミナーの動画は、ここで公開されています。
http://bizcast.bz/2052


少子化、高齢化により、日本国内の市場は軒並み縮小傾向にあるなかで、EC市場は、今後なんと50兆円は増えるだろうという予測です。
もちろんこれは、全体の市場が大きくなるわけではなく、既存の市場がそれだけ「EC化」されるということです。

特に共感を覚えたのが、「サービス業のEC化」です。
同氏は、これを「サービスEC」と表現していますが、この考え方は、とても重要です。
これまで、EC=小売業と限定的に捉えていた市場が、飛躍的に拡大するからです。現に、今はその兆しがたくさん見えてきています。

では、これは具体的にどのようなものなのでしょうか?


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■サービス業のEC化とは
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私は、「Groupon」が登場したときに、その流れを強く感じました。
我々もクーポンサイトを運営していましたが、これまでのクーポンサイトは、Webでクーポン発券→来店→リアルで決済という流れで、Web上で計測できるのは、通常は発券までです。実際に来客に結びつくかどうかは、その時点ではわかりません。

一方、Grouponは、Web上で決済までしてしまいます。
これは、その店のサービス(「半額」などの割引)をネット通販しているということです。お店の半額サービスそのものよりも、その「サービスを通販する」という形に、とても大きな流れを感じました。

他には、例えばタクシー配車
従来のタクシー配車は、自分が今いる場所に専用アプリでタクシーを呼ぶサービスです。機能的には「呼ぶ」のみです。
一方、Uberはどうでしょう。これは、アプリでタクシーを呼ぶまでは同じですが、アプリに登録したクレジットカードで決済まで完了できます。しかも、迎車料金、深夜割増等も不要です。

あるいは、飲食店予約
従来のサービスは、Webまたはアプリで予約し、決済は来店時です。しかし、GMOが出した「GMO Pallet」だと、登録したクレジットカードで決済まで完了します。先ほどのGrouponは割引サービスの通販という色が濃いですが、これは飲食というサービスそのものを通販しているといっても、いいかもしれません。決済が事前か事後かの違いだけです。

現時点でEC化の割合が高いものに、交通、宿泊予約があります。
出張族である私も、常に楽天トラベルや各航空会社のサイトなどで手配、決済を行っています。
この分野は、現時点で約30%がEC化されていると推測されているようです。

あるいは、ゴルフなどのレジャー予約もそうですね。送客のみならず、決済も含めたサービスが、今後主流になってくるかもしれません。


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■伸びてる会社は「通販化」に成功している
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このようにして考えると、「通販モデル」は業種を問わずに適用できることが理解できると思います。
アイデア次第でいくらでも広がりそうです。例えば、製造業などでも、BtoBの受注を増やす際に、通販モデルは大いに活用できるのです。
そして、通販モデルを取り入れると、市場は日本全国から海外へも広げていくことが可能になります。

我々は、国内、海外を問わず、様々な業種にこの「通販モデル」を適用させるためのお手伝いをしていますが、競争が過熱する中で生き残るには、いち早く自社サービスを通販化するしかないと思っています。

 

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