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長年流通、特に通販やコンタクトセンターを専門に取材活動を続けてきた実績より、市場動向や「顧客満足」に向けた企業の活動など事例を中心にお伝えしていきます。

JDM News.net   代表  流通ジャーナリスト 塩田信夫

【第78回】拡大する衣料品のネット市場、対アマゾンへの秘策は

2018年03月27日|トラックバック(0)

POINT

『衣料品市場は伸び悩んでいるがネット通販は拡大』
『拡大する衣料品通販、アマゾンの布石』
『小売業の構造が変化する中、ユニクロの取組』

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■衣料品市場は伸び悩んでいるがネット通販は拡大
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 国内の衣料品の市場は、経済産業省調べによれば服飾雑貨を含め約15兆5783億円(2013年)から13兆9954億円(2016年)と縮小気味だ。しかし、ネット通販での取り扱いは同年で7.5%から10.9%と増えている国内の衣料品のネット市場はまだまだ伸び代が期待されているともいえる。


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■拡大する衣料品通販、アマゾンの布石
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 そうした中で注目されているのがアマゾンである。食品、書籍から電化製品、ありとあらゆる商品を扱っている。米アマゾンの売上規模は20兆円ともいわれている。中でも衣料品販売高は3兆円規模との調査もある。日本でもすでに衣料品に特化した大型物流拠点を埼玉、大阪に開設。今後の出方が注目されている。

 多くの競合各社が脅威と感じているのか、対抗するための秘策はあるのだろうか。アマゾンはあくまでも手数料ビジネスであり、委託している大手衣料品会社も多い。その一方自社のブランドイメージを重んじる小売業は店舗にしろネット販売にしろ独自の販売戦略で競合せざるを得ない


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■小売業の構造が変化する中、ユニクロの取組
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 ユニクロを手がけるファーストリテイリングの場合はどうだろうか。東京の渋谷にあるユニクロを覗いてみた。早朝4時半に納品のためのトラックが正面入口に横付される。商品が梱包されているダンボールの山があっという間に一階ホールに山積みされていく。7時半には早朝シフトの社員によって各売り場のバックヤードに運ばれる。社員通用口には日本人社員に混じって様々な国籍の外国人社員が「お早うございます」と、出社する姿が見られる。

 渋谷という場所柄か、お客のかなりの割合で外国人が目立つ。サイズや色、感触を直接確認できるのがリアル店舗の強み、加えてネット通販での利便性を追求し、現在の取扱い比率7%から30%とネット比率を高めの目標に設定した。店舗での社員による接客教育の徹底、全商品にICタグを取り付け、欠品を減らし、売れ筋商品情報など購買履歴のデータ分析による需要予測などコストダウンと品揃えを強化したい考えだ。

 店頭での社員の応対振りを見ていると、サービスや心遣いが日本の店舗販売の強みであることを改めて知った。それでも世界の小売業の構造が劇的に変化していることは認めざるを得ない。リアル店舗とネット販売、市場の拡大はあらゆる技術革新とサービスの進化を導くのは間違いないといえる

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