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長年流通、特に通販やコンタクトセンターを専門に取材活動を続けてきた実績より、市場動向や「顧客満足」に向けた企業の活動など事例を中心にお伝えしていきます。

JDM News.net   代表  流通ジャーナリスト 塩田信夫

【第83回】起業には柱となるキーワードが大切だ

2019年03月25日|トラックバック(0)

POINT

「なるほど」と実感できる商品作り
顧客との関係性「ひとによろこんでもらえるか」
「らしさ」にこだわる企業風土

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■「なるほど」と実感できる商品作り
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 キーワードとは何か。どのような商品を扱うのか、どのような商品を企画・開発したいのか、そもそもどのような会社なのか、この場合事業の基本コンセプトを表すようなものだ。特に通販の場合、作り手の顔が見えにくいのは考えものだ。当たり前の表現でいいのだ。

 通販会社ではないがアイリスオオヤマというメーカーは「なるほど」である。商品企画や開発の肝となる発想力の原点である。消費者が手に取り使ってみてその良さを「なるほど」と実感できる商品を作ることで成長してきた会社だ。どのような商品を生産しているのかあまりにも多岐にわたっているので驚いてしまう。各種家電製品から、家具類、人工芝...数えたらきりがない。
先日テレビで紹介されていたが、視聴者であるこちらも同社の商品企画には「なるほど」と感心してしまう。同社と一般大手メーカーとの価格の比較では、あまり使わない機能を省く、使われている素材を工夫することなどでコストを抑えているとのこと。この発想の原点にあるのが徹底した消費者意識の調査や分析である。言葉を変えれば消費者、生活者の現場を知ることでもある。


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■顧客との関係性「ひとによろこんでもらえるか」
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 最近ジャスダックに上場して話題になった糸井重里氏のほぼ日は「ひとによろこんでもらえるか」である。一般的な受け取り方で言えば、そんなことは会社として当たり前、ビジネスの根底あるものと言われそうだ。糸井氏の場合、事業の在り方、会社の在り方、消費者との関係性の中での表現だと思う。手に取って喜んで使ってくれるか、楽しんでくれるか、シンプルである。

 「ほぼ日の経営」(日経BP社)で語っている。「こんなことがあったらうれしいということが実現したら、そこに人が集まり、たくさんのやりとりが生まれる。新しい顧客が創られるとはそういうことだと思った。そうやって稼ぐことが、ひとをよろこばせて市場の創造につながっていく」と。長い引用であるが、非常にシンプルで顧客との関係性を彼らしい言葉で表現している。


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■「らしさ」にこだわる企業風土
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 商品企画という「情報」は企業からの一方的な発信では成果につながりにくい。顧客が自社ブランドに何を期待しているのか、何を望んでいるのか、場合によっては何が不満なのか「会話」していくことが大切だ。当たり前のようで意外に難しい。成長企業になれば、ついつい予算や他社との競合、周りの評価が気になるもの。ビジネスとして、企業としての社会性を追求していくと同時に、「らしさ」にこだわる企業風土は大切にしたいものだ。

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